交際相手に結婚を意識してもらえる人には特徴があるのです
結婚相談所では、お見合いから交際に進展して成婚を目指します。お見合いから交際に進展するためには、第一印象と居心地の良い雰囲気を意識する事ができれば良いでしょう。そして、交際が始まりさらにお互いを知って相性を確認してデートを楽しみます。ただ、交際から成婚に進展するには一筋縄ではいかない事も少なくないのです。
交際中は、第一印象や居心地の良い雰囲気だけでは成婚に進展しません。ということは、「あなたと結婚したい」と感じてもらえるように、将来に対しての会話や行動が必要だったりするのです。もちろん、大前提として「お互いの相性の良さ」が大切ではありますが「あなたと結婚したい」と思われるには、それだけでは結婚を意識されることにはならないでしょう。
正論は人を傷つける?常に正しい事を言っていれば良いという事はない
正しい事を言っているけど嫌われる人がいます。なぜかというと、正論は時として人を傷つけるからです。
もしも、デートの約束に遅刻してきた交際相手に「遅刻してきた理由は?社会人として時間を守るのは当然だよね」と言ってしまう人がいます。確かに一般的には正しい事を言っているのでしょう。間違った事は言っていません。一般的な正論です。でも、こんな話をされると交際相手は「わかってるけど、そんな言い方ないんじゃない」と、とても気分が悪くなりこれからの二人の将来に対しても不安になってしまうかもしれません。決して大げさな話ではないのです。
でも、「遅刻してきたのは気にしないで。途中で何かあったの?大丈夫?」と心配されるとどうでしょうか?理由は何であれ、遅刻してきた人に対して言う一般的な正論ではないはずです。でも、こういう気遣いや配慮がある言葉が出てくる人とは「この人と交際していて良かった」と居心地の良さを感じる事ができて、将来に対して安心して交際できるでしょう。
正論は時に人を傷つけます。言っている事が正しいのだから何も問題ないし、素直に受け入れられない方がダメだという価値観は、交際相手には通用しません。大切なことは、正しいだけの正論ではなく、交際相手に対しての労いと気遣いなのです。つねに正義感を振りかざしていると、そこに居心地の良さは無く笑顔も消えてしまいます。楽しく豊かな結婚生活を楽しむには、交際相手に気遣いが出来て居心地の良さを感じてもらえたなら、きっと、これからの二人の結婚生活をイメージしてもらうことができるでしょう。
自分の個性を大切に。でも、個性に固執し過ぎると結婚に進展しずらい場合が
交際相手の気持ちに寄り添う事が大切なんです、とお話すると「自分は自分。自分の価値観や考え方を大切にして自分の軸をしっかり持ち、自分らしくいきます」という人がいます。交際相手の気持ちに寄り添う為に、自分の個性を出さずに婚活しましょうという、極端なお話をするような事はありません。個性は大切ですが、まだ関係が深くなっていない段階で自分の個性を前面にだすのは、オススメしません。
もしも、お見合いの時に、自分とは正反対の個性の人とのお見合いだったとしたら、どうでしょうか?きっと、お互いフィーリングが合わずに、居心地の悪さを感じてしまうことでしょう。「もっと、自分の個性に合った人がいるはず」と思います。個性が強めだとしたら、お見合いの段階では、お相手からの反応を想像して「類は友を呼ぶ」くらいの感じを出しながら居心地の良い雰囲気を作ると良いでしょう。
ただ、結婚生活は何十年もお互いに寄り添いながら生きていきますから、少しづつタイミングとお互いの距離感を確認しながら、個性を出していくのが良いのではないでしょうか。お見合いや交際の段階で、あまりにも価値観が違い過ぎて個性が強すぎると、お相手が引いてしまいます。
個性が強いと自覚がある人は、自分で意識することが必要かもしれません。「相手に引かれてしまうかもしれない」「自分の考え方を受け入れてもらえないかもしれないな」という個性を持っていたなら、お相手に良い印象を持ってもらい、少し関係が深まってから伝えるようにしてみてください。二人の関係が浅い段階で自分の個性を前面に出してしまうと、受け入れてもらえる事も受け入れてもらえなくなるかもしれません。
お互いを認め合えたなら二人の居心地は良くなります
「あなたの常識は、他の人にとっては非常識」というお話があります。確かに、人それぞれ自分が持っている常識というモノサシは、違う事がよくあります。大切な事は、自分の常識のモノサシだけで測るのではなく、お相手が持っている常識のモノサシも見て受け入れる事です。
お相手の価値観を認めて、居心地の良い雰囲気を作ることができたのなら、きっと順調に交際が進むでしょう。結婚後に、遅く帰ってきたお相手に対して「何時だと思ってるの!」と自分の常識で言い放ってしまうと、お相手は否定された気持ちになり居心地は悪く感じてしまうでしょう。でも、「遅くまでお疲れ様」労いの言葉をかけられたらどうでしょうか?「明日はもう少し早く帰ろう」と気分が良くなり居心地が良くなるはずです。
「一緒にいるのが、あなたで良かった」と感じてもらえる居心地の良さを持っている人が、器の大きな人なのです。お互いがお互いの事を認め合って、お互いの個性を大切にできる関係の二人なら、きっと楽しく充実した結婚生活を送れるでしょう。もしも、迷ったり悩んだりしているなら、相談してください。そんな時の為に、結婚相談所があるのですから。
マリッジボンド北海道 代表室長 ジョージふじやなぎ